鹿島槍ヶ岳 2013年7月10日〜13日
関東地方は早、梅雨明け宣言が出ましたが大気の状態が不安定だと言うことでした。、ここ大町も晴れていましたが
山々を見上げると半分から上がかなりの雲に覆われていたので、雷の不安がありました。扇沢の駐車場に着くとすで
に雨がぱらついていました。
樹林帯の中を雨具を着て登り始め、種池小屋に着いてミルクを注文し飲んでいる間乾燥室を借りて乾かしました。
登っていた人は他に6人ぐらいでした。冷池小屋までに雪渓を何度か渡りましたが小屋の方がステップを作ってくれた
のでアイゼンは履かないで済みました。
翌日も朝早くから雲っていたので、期待薄の登山と諦めていました。この冷池小屋に荷物を置いて鹿島槍ヶ岳を往復
してそのまま扇沢に下山する方が多く、五竜岳方面にに縦走する人もいました。それなので、のんびり小屋を出発し2
泊目を種池小屋にする私達は最後に出発しました。
霧の中を指道標と頂上の標識を見に行くのみで、ひたすら歩いているようでしたが、花がとても美しくこの写真に載せ
た以外にも数多く咲いていました。鹿島槍から引き返して布引山まで戻ると漸く天気が良くなってきました。早々下山す
るために降りた人達は、この景色は見られなかったのではないのでしょうか。これから歩く先を見ると熊が尾根下の雪
渓を歩いているのを発見してびびってしまった。ライ鳥がよく見られる山らしいのだが、一向に現れません。でもハクサ
ンイチゲやシラネアオイのお花畑で十分満足していました。爺ヶ岳の手前でライ鳥のひよこが横断中なのに気がつかず
思わず踏んづけそうになり、母親の鳴き声に振り向くと、登山道わきのハイ松にいました。70センチくらいの距離から写
真を撮らせて貰いました。爺ヶ岳に着くと、いよいよ天気が良くなり、鹿島槍ヶ岳の双耳峰を天辺まで見ることが出来、
遠くに針ノ木岳を望み、「今度はあの山へ」と新たな目標ができました。立山や剣岳は上部が雲に隠れて、全体の姿を
見ることが出来なかったのが残念でした。
コースタイム
11日 扇沢7:10〜種池山荘10:25〜爺ヶ岳南方11:45〜冷池山荘13:10(泊)
12日 6:25(出)〜布引山8:25〜鹿島槍が岳北峰8:55〜布引山10:30〜種池山荘15:15(泊)
13日 3:40(出)−扇沢6:05
雨のぱらつく中を出発
種池小屋が見えてきました。2泊目はここで宿泊しました。
まだまだ雪が残っています
爺が岳にて
冷池山荘に到着。一日目はここで宿泊
二日目鹿島槍に向かう
クマ出没、雪渓のちょっと上に黒い点が見えますか
鹿島槍頂上
鹿島槍から爺岳を望む
小屋の方が雪切りをしてくれたのでアイゼンを付けるほどではありません
赤岩尾根の分岐
ライチョウの母親
ライチョウの子供
ミツバオウレンとイワカガミ
ミヤマキスミレ
ハクサンチドリ
ミヤマキンポウゲ
シラネアオイ
キヌガサソウ
サンカヨウ
クロユリ
ハクサンイチゲ
アオノツガザクラ
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