奥多摩駅でバス1台増発したが満員だった。半数以上が川乗橋で下車したが蕎麦粒山へ向かったのはケルンの8名だけだった。前回来たときは登山口を示す木板がさりげなく置かれていたが今回は立札が設置されていて捜索願が貼ってあった。奥深い山は今日のように複数で楽しく行った方がいいに限る。
いきなりの急登開始だった。良く手入れされた杉の植林地の中に登山道が上へ上へとくっきり続いている。後ろから見ていると植林地の中を赤や緑色の山シャツが映えて絵になってました。足元にはギンリョウソウが顔を出していた。
笙の岩山までは急登が続く。緑に覆われ展望無いので通過する。ここからはアップダウンの開始だった。12時近くになり蕎麦粒山までは持ちそうに無いので休めそうな場所で大休憩した。単独登山者が通り過ぎた。
お腹を満たし足取りはよくなったが急降下が続き、道は昨日の雨で滑りやすいので緊張した。最後の急な登が終えると蕎麦粒石が目の前に現れた。山頂にはアンテナを立て鈴を首輪につけた猟犬が我々を何故か喜んで迎えてくれた。それもそのはずはぐれ犬だった。大休憩時に見かけた人は「ほとんどこの犬に食糧たべられたよ」とこぼしていた。今度は我々がかもにされるのだな!だれかれとなくシッポ振ってすり寄ってきた。幸いにして犬好きがソーセージを与えていた。山頂で食事しなくて本当に良かったと思った。曇り空で展望も無いので早々に下山開始。犬もついて来た。
一杯水避難小屋で雨模様になり合羽着用。日帰り山行で合羽を着たのは久々のことだった。山頂からはトラバースぎみの道が2時間半くらい続き急降下のあと東日原バス停着。
コースタイム